日本遊技機工業組合(日工組)は2026年9月8日に開催した「パチンコ・パチスロ プレスカンファレンス」で、パチンコのゲーム性を拡張する新機能「通常時フラグ」について説明しました。
通常時フラグを利用することで、これまでのパチンコには少なかった「チャンス目から前兆へ移行」「周期的にチャンスゾーンへ突入」といった、パチスロに近いゲームフローを実現できるようになります。
パチンコの「通常時フラグ」とは?
通常時フラグは、パチンコの通常遊技中に特定の条件を契機として内部的なフラグを抽選し、その結果によって新しい大当たりルートやゲーム状態を作るための仕組みです。
日工組・日電協の説明では、たとえば以下のような契機が想定されています。
- 特定のチャンス目の表示
- チャンス目の連続
- 大当たり終了時
- 確変終了時
- 時短終了時
これらを契機としてフラグを抽選し、その後のゲーム状態や大当たりへのルートを変化させることが可能になります。
チャンス目停止から「前兆状態」を作れる
通常時フラグを利用したゲーム性の例として、特定のチャンス目が停止すると前兆状態へ移行するといった仕組みが紹介されています。
パチスロではレア役やチャンス目から前兆を経由してCZ・AT当選を告知するゲームフローが一般的ですが、今後のパチンコでも似た遊技体験を作れる可能性があります。
周期的な「チャンスゾーン」も実現可能
もうひとつ注目されるのが、周期的にチャンスゾーンへ移行するゲーム性です。
従来のパチンコは、通常時には基本的に1回転ごとに大当たり抽選を受け続けるゲーム性が中心でした。
通常時フラグを活用することで、「一定の契機を重ねてチャンス状態へ入る」など、遊技中に明確な目標地点を作る機種が登場する可能性があります。
大当たり・時短終了後のゲーム性も変えられる
通常時フラグはチャンス目だけではなく、大当たり・確変・時短の終了を契機とした抽選にも利用できます。
そのため、大当たり終了直後だけ期待度の高い状態を作るなど、通常時にも複数の状態を持たせたゲーム設計が可能になると考えられます。
「設定」との組み合わせも今後の注目点
日工組は今回の説明で、「設定」と「通常時フラグ」をパチンコのゲーム性拡大に向けた大きな要素として挙げています。
さらに「スタート安定装置」や「デカヘソ」といった遊びやすさを高める仕組みと組み合わせ、従来とは異なるパチンコを開発していく方針が示されました。
通常時フラグは「新たな出玉規制」ではない
注意したいのは、通常時フラグの導入は出玉を抑えるための新規制ではないという点です。
パチンコのゲーム性を拡張し、メーカーが従来とは異なる遊技フローを設計できるようにするための新しい仕組みとして説明されています。
どんなパチンコが登場する?
具体的な機種ではメーカーごとに仕様が異なると考えられますが、今回紹介された仕組みからは、以下のようなゲーム性が考えられます。
- チャンス目成立から前兆演出へ移行する機種
- 一定周期ごとにCZを目指す機種
- 大当たり終了後に期待度の高い状態へ移行する機種
- 複数の通常状態を行き来する機種
ただし、これらは通常時フラグで可能になるゲーム性の一例です。実際の搭載機種や具体的な抽選方式については、各メーカーの正式発表を待つ必要があります。
まとめ
パチンコの新機能「通常時フラグ」によって、チャンス目、前兆、周期CZのような従来のパチンコには少なかったゲームフローを実現できるようになります。
単純に大当たりを待つだけではなく、通常時にも状態変化や目標を持たせられる点が大きな変化です。今後は、通常時フラグに対応した最初の実機がどのようなゲーム性を採用するのかが注目されます。
情報源:日工組・日電協「パチンコ・パチスロ プレスカンファレンス」、遊技日本、パチンコ・パチスロ情報島+、パチビー
確認日:2026年9月9日

